MLR工法とは、(Manhole Lining Renewal)の略称で、硫化水素等で腐食し、耐用年数及び強度が低下したマンホールに、強度と防食性を付与し、耐用年数を向上させる非開削マンホール更生技術です。平成11年に、下水道新技術推進機構より技術審査証明を取得しました。
着手前
竣工
マンホール内の酸素濃度及び有毒ガス濃度を測定し、必要に応じて換気設備を設置します。
高圧洗浄で、腐食している劣化部分を除去した後、足掛け金物を切断します。 必要に応じてアルカリ性を復元させる中和剤を塗布します。
MLRモールドをマンホール内に挿入・設置し専用押さえ冶具にて固定します。 注入樹脂が漏れないように、モールドの下端部を水中効果エポキシパテで、ジョイント部を2液速硬化シリコンでシールします。
電動の専用注入ポンプにて注入樹脂を、モールドとマンホール壁面との隙間に注入します。 専用注入ポンプにより、主剤・硬化剤は重量比で7:3に自動計量され、専用ミキシングノズルによって注入直前に混合され、注入します。 硬化時間は25℃で、約30分と、早く、効率的です。
注入樹脂が硬化後、上端部をエポキシパテにて仕上げます。必要に応じて足掛け金物を設置します。